Made in Nippon
PDS-1s( = PDS-1) PCDJ SWITCHER
Introduction Feature Function Set up

現場での分かり易さと、信頼性、
そして、何よりも、音質を重視した設計



トップフェイスパッチ方式
DJミキサー、CDJ、レコードプレーヤーをPDS-1s手前側面に接続したままで、トップフェイス上のスイッチ切替え操作とパッチングで、DJ交代時の持ち込みPCDJ機材の入替えができます。
 抜き差しが必要なジャックは、全てトップフェイスに装備されています。これが、トップフェイスパッチ方式です。






チャンネル別切替え
 DJの交代時に、フロアの音を途切れないようにするためには、まず、DJミキサーの音が出ていないチャンネルから次のDJが準備をし、そして、フロア音をクロスフェードさせて入替ります。このPDS-1sでは、今プレイしているPCDJのケーブルを抜かなくても、次のPCDJのケーブル接続ができ、その準備が完了したら、PCDJセレクトロータリーで、DJミキサーの1つのチャンネルごとに、分かり易くバトンタッチすることが可能です。PCDJセレクトロータリースイッチが、チャンネル別になっているのは、その為です。



3PCDJ対応
 PCDJの持ち込み機材は、3人分まで、同時接続ができます。リハでの設定確認が済んでいれば、あとは、入替り時にPCDJセレクトロータリーで選択するだけです。本番前の接続トラブルでテンパる心配はありません。
また、一人で、複数のラップトップコンピューター(DJソフト)を使うPCDJが、このPDS-1を使えば、レコードプレーヤー2台とCDJ 2台の他に、3系統までのPCDJ機材の同時接続が可能です。コンパクトな2チャンネルDJミキサーで、多くの機材の接続が可能となります。





PCDJコントロール出力切替え
 バイナルに刻まれたコントロール信号を使ってプレイするPCDJスタイルと、CDに記録されたコントロール信号を使ってプレイするPCDJの両方に対応するために、PCDJ出力端子から出す信号を、フロントサイド面に入力したレコードプレーヤーの音にするか、または、CDJの音にするかを、選択、切替えすることが可能です。


スルーモード(PCDJ OFF)装備
 従来のスタイルである、レコードプレイヤ―や、CDJでDJプレイする場合は、PCDJスイッチをオフにすれば、PDS-1に接続されたレコードプレーヤーとCDJの音が、スル―でDJミキサーへ送られます。この時、PCDJのライン入力は無効となります。



音質重視設計
 レコードプレーヤーから出力されるフォノ信号は、とてもレベルが低く、DJミキサーに入った後、フォノイコライザーでイコライジング調整と大きな増幅が行われてラインレベルとなります。つまり、フォノイコライザーを通す前に、外部からのノイズや近くを流れるCDJ信号が飛びむと、そのわずかな不要な信号も一緒に増幅されてしまうのです。フォノにノイズが入り易いと言われるのはその為です。PDS-1は、フォノ信号への不要な音の飛び込みを最小限に抑えるために、基板のパターン設計や、本体内のフォノ信号線のシールド化など、あらゆる工夫を施し対策されています。小さなボディー内での音の飛び込みを全く無くすことはできませんが、プロの現場で使用されているDJミキサーと、同じレベルまで、その性能を追い込みました。
 使用するジャック、スイッチ、そして、基板や半田にまで、音質を考えた工夫をしており、このPDS-1を通すことで、音の劣化を極力感じられないように、特に、低音の輪郭や、高音域の伸びが損なわないよう設計されています。





信頼性
DJブースで使われるケーブルの先のRCAピンジャック・プラグは、楽器やヘッドホンで使われるフォン形状と異なり、抜き差しの繰り返し「耐久性」よりも、接点の「安定性」を優先するHiFiオーディオ規格です。また、一部の高級RCAピンケーブルは、そのカシメ寸法がきつい製品も有り、プラグを抜く時にRCAジャックのキャップ部品も外れて破損する事もあります。そこで、PDS-1では、頑丈で破損しにくい構造(2つのRCAキャップが一体化)の部品を採用しています。
 また、PCDJを切り替えるロータリースイッチは、使用頻度の多さを考慮し、特に信頼性あるアルプス製の高級モデルを採用。 PCDJのオンオフと、PCDJコントロール選択のそれぞれのスライドスイッチも、信頼性と視認性のある同じアルプス製を使用しています。
 製造は、高い技術力とモノ作りに拘るエンジニア集団の日本国内の川崎にある某有名工場で行っています。組み上げは、ライン分業せず、責任意識を高めるために、一人で全工程作業を行っています。



日本製の信頼あるRCA白赤ピンのツインケーブルを4本付属
 PDS-1sをDJブースに追加導入する際は、DJミキサーとPDS-1を接続するステレオオーディオケーブルが追加で必要となります。オーディオケーブル製造のノウハウを持つ日本の某有名工場で、本モデル専用のOFC HIGH GRADE AUDIOタイプのケーブルを作り、付属します。
 プラグ部は、PPでの中押しとPVACでキャップしたプロテクトモールド方式のため、外部負荷によるプラグ内での断線対策が施されています。線材は日本製のハイグレードタイプを使用し、ピンプラグは金メッキ仕上げ、シールドは曲がりに強い網目タイプ仕様です。付属品も、MADE IN NIPPONです。




仕様

PCDJ数 : 3系統
チャンネル数 : 2
PCDJ コントロールアウト : フォノ/ライン(CDJ)切替え式(チャンネル別設定可能)
入力 : フォノステレオ×2、ライン(CDJ)ステレオ×2、PCDJラインステレオ×6
出力 : フォノステレオ×2、ラインステレオ×2、PCDJフォノ/ライン(切替)×6
PCDJオン・オフ(スルー)スイッチ : 有り
外形寸法 : 約 250(W)×100(D)×59(H) mm・・・(PDS-1sはW250、PDS-1はW240)
          (ノブ、ジャック、ネジ、フットなどの突起物を含まず)
          (約 244(W)×109(D)×91(H) mm MAX)
※製品の改良改善のため、本寸法を若干変更することもございますので、ケースなどを制作する際は、実機の寸法に合わせて下さい。
本体重量 : 約 1 kg


 ご注意)ケーブル接続を分かり易くする為に、ジャック部に「PHONO」という表示がありますが、本機には、フォノイコライザーは内蔵しておりません。
 また、DJソフトをコントロールする信号を選択するスイッチがありますが、コントロール信号の発信機能は装備されておりません。コントロール信号が必要な場合は、接続されたレコードプレーヤーまたは、CDJで、コントロール信号を再生して下さい。
本機は、電源を持たない、スイッチャーです。




※製品の仕様・デザインは、改良のため予告なく変更する場合があります。


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